最近ジョニさんが人気だからだと思うのですが、なんだかことさらにジョニーを強調するcmをバンバン流していて、こんなjar○に通報すれすれのことして一般大衆に誤解を産みはしないかと心配していたら、案の定公共レビューサイトで「ジョニーがでない」「これはバンデラスの作品だ」云々…。だからこれはもともとバンデラス主演の映画「デスペラード」の続編なんだってば。(…ということは私も鑑賞5日前に知ったことですが)トホホこんな不当な評価は気の毒だ。
予告編で嘘をついてはいけないと某鈴木プロデューサーも言っておるぞ。
じゃあ観なきゃいいじゃんてお話なんですが、折角好きな俳優さんだし…友人曰く
どんな作品でもこの人さえ出てれば問題ないといえるように成らなければ真のファンとは言えん!
と説教くらいまして。(友人はあのルックルが好きなんだそうな)それじゃあ頑張ってみようかという次第になりました。
こんな感じで期待薄でいったのです。
鑑賞後の感想「こりゃまいったね、非常に大うけしました」
バンデラスが濃ゆいのなんのって…しかしこの作品の濃ゆさに負けないのはやっぱり彼しかいないと思いました。前編見ていないので冒頭に嵐の説明映像が流れるのですがギターから銃弾が出るところでまず大うけ。住んでいる村で高い建物の屋上でかっこつけてギターを弾くところで大うけ。しかも指と音楽がまったくあってない…(笑)
敵が現れた時に口笛を吹いて注意を促し、ここにいるぞと手を振るところで大うけ。ギターをしょっているところで大うけ。とまあ、こんな感じで余りの濃ゆさに笑うしかありません。
後半で相棒のギターケースが【火を噴いたり、ラジコン操縦で走った】日には腰が抜けるかと思いましたよ。
この後路上でギターケースを持っている人を見かけると【「火を噴くといけないから半径五メートル以上離れないと」「ラジコン操縦で走ってくるから気をつけないと」】と二人でひそひそ言い合ってました。
サルマ・ハウェックが初登場シーンはすっごくセクシーポーズで(またベタなアクションで)「素敵!」と思ったのに思ったほど出ませんでした…。友人が言うには「前作品で既に死んだ役だったんだけど、どうしても出たいと言うので回想シーンという形であんな感じになった」らしい。それでいいのか監督。
大体、起きたらいきなり【鎖でつながれていると言う意図が読めないのですが…しかも結婚式の日に外すって】
…メキシコではあんなしきたりがあるのかしら?
cia捜査官のサンズははっきり言って性格が破綻しています。理屈は抜き!とっても変な人。バレバレの付け髭付けてみたり、ciaのtシャツ着てみたり。
【「この店は俺の好きな料理を美味く料理している。勘定を済ませたらコックを殺さなくてはいけない、そうやって物事のバランスは保たれているのだ」とかいって本当に殺した】時には吃驚した。
まージョニーさん楽しそうに演じていること。確かに貴方の好きそうなイカレキャラだわ。もともと私達それが目的で観に来ましたので…。
スチール写真を観たときに「この人なんでこんな黒い涙流してるんだろう?」とおもったら【目の玉抉られて】これまた吃驚。その後で【窓枠に頭ぶつけるところとかそのあと一生懸命頭を低くして歩くところとか、手袋の左右を間違えるところとかは】、コミカルでうけました。
【死んだかと思ったらまた復活するし…。】
いやそれにしても人には親切にしておくものですね。
まさか前半で【ガムを買ってくれとせがむ少年】が後々こんな形で絡むとは思っても見なかった。
しかもまた【この少年のちゃっかりしていることと言ったらないし】(笑)
ストーリー自体はちょっと判りにくいかな?
おそらくクーデター狙うマルケス将軍を内偵する任務を受けたサンズが、将軍を裏から支える麻薬王パリヨの金を狙うため、マリアッチを操りクーデターが成功した後で将軍に恨みを持つマリアッチを使って暗殺、混乱に乗じて金を奪う目的だった。
マルケス将軍はマリアッチに任せ、麻薬王バリヨは引退したfbi捜査官ラミレスに依頼(っていうか挑発だよな…)ラミレスは現役fbiと偽り(この辺も笑えるんだけど)バリヨの下で働くビリーに近づき協力を仰ぐ。
【「死者の日」当日クーデターが起こり、マリアッチは大統領を逃がしつつ積年の恨みを持つマルケス将軍、そしてバリヨを殺害。クーデターは無事阻止することが出来た。】
師匠曰く「キルビルを見て面白いと思う感覚で見れば面白いと思う」だそうな。
キルビルは勘違い日本で、これは勘違いメキシコなんだそうな。なるほどね。
この作品50年代割引としているのでやっぱりその辺をターゲットにしているのでしょうか?