映画「ロング・エンゲージメント」感想 レビューと情報

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■ロング・エンゲージメント

予感を信じる

ロング・エンゲージメント 日本公開日:2005/03/12 
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  • 公式サイト:〔日本公式サイト〕 〔イギリス公式サイト〕 〔デンマーク公式サイト〕 〔フランス公式サイト
  • 監督:ジャン=ピエール・ジュネ/
  • キャスト:オドレイ・トトゥ/ギャスパー・ウリエル/ジャン=ピエール・ベッケル/ドミニク・ベテンフェルド/クロヴィス・コルニアック/マリオン・コティヤール/ジャン=ピエール・ダルッサン/ジュリー・ドパルデュー/アンドレ・デュソリエ/ティッキー・オルガド/ジェローム・キルシャー/ドニ・ラヴァン/シャンタル・ヌーヴィル/ドミニク・ピノン/ジャン=ポール・ルーヴ/ミシェル・ヴュイエルモーズ/ジョディ・フォスター/チェッキー・カリョ/リュファス/アルベール・デュポンテル/


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    映画「ロング・エンゲージメント」感想 レビュー

    コメント(予告編)/.★★★★★.
    全編にわたるジュネ監督らしい、ノスタルジックで美しい映像に魅せられました。アメリは少しだけビビットな感じでしたが、今回は昔の話と言うことで全体的にセピアでまとめられています。そして情感たっぷりのすばらしい音楽。私も女の子と言うことかな。

    いろいろ小仕事が多くてよいです。例えばマネクが住む灯台のショット。最初はまるで孤島に屹立するように演出してるんですが、近付くにつれて実は普通の平地に建っていることを判らせる手法。子供の頃の御伽噺っぽい感じが可愛らしかった。郵便配達人と養父母とのやりとりもなかなか笑わせてもらいました。

    ■ミステリー
    やっぱりオドレィ・トトゥ演じるマチルドは「不思議ちゃん」でした。夢想家で引っ込みじあんで前向きでちょっぴりずるい性格。
    一般的な推理物とは違い、観客がマチルドよりも先に結論に行きつく展開ではありません。「あの信号が赤になる前にたどり着けたら、きっと面接も上手く行く」といった、誰でも一度はやったことがあるような、自分を奮い立たせる為の願掛けを信じる。予感と言うよりもジンクスの成功を信じる、といった感じ。

    マネクの戦死報告を信じないマチルドと一緒に、様々な人にあい、話を聞き、情報を集めていきます。意図的に誰かが謎を作っているわけではなく、戦時・戦後の混乱の中、もつれてからまった毛糸球をすこしづつほぐしていくように、マチルドと観客は真相へと導かれます。

    そこには様々な人々の人間ドラマ、愛憎が展開されていきます。
    ただフランスの名前は私には非常に覚えにくくて、しかも名で呼んだり姓で呼んだり、愛称で呼んだりするから顔と一致しなくてひじょーーーーに大変でした(でもこれは私の責任なので原点対象にはしない)

    ■戦争
    まず最初の映像表現に惹かれました。いきなり「杭に打ち込まれた腕」からの導入で驚かされ、それが生身ではなくキリストの像であることにほっとし、しかしその無残に破壊された像とその背後に広がる風景。この場の悲惨さを瞬間的に実に象徴的に表現したシーン。
    ミステリーというエンターテイメントでありながら、この作品の戦争描写はとても痛ましい。

    マチルドが想うマネクは「矢車菊」というあだ名の通り、とても可愛らしくて、純真で、幼い印象で、こんな人ですら殺されなければならない運命に心が痛みました。彼がこの戦争と言う状況に恐慌するくだりは、こちらまで悲鳴を上そうでした。

    どうしてこんな目に遭わなくてはいけないのか、どうして彼らは処刑されなければならないんだろう。しかもこんな惨い方法で。ただこの場から逃げ出したいだけなのに。

    ■ロマンス
    普段はロマンスを全く解さない私がこのロマンスにはちょっぴり泣きました。
    マチルドが待っているだけではないからでしょうか?(いや待っていてもいいんだけどね)全編に渡って彼女の一生懸命さが伝わってきたからでしょうか?

    記憶を失ったマネクが彼女を初めて見たとき、幼い頃初めて彼女に声をかけた同じ言葉。記憶喪失になってもマネクの心根はまったく変わっていない。
    何かとてもささやかな幸せを私はマチルドと共有したような気がしました。

    ミステリーという謎解きの要素を強調することで、愛する人を追い求める心を実に魅力的に描き、しかも戦争についても真正面から向き合った、実に見事な作品です。

    映画「ロング・エンゲージメント」鑑賞分類

    絶対予告編は、恋愛を強調しすぎている気がするのだよね…。恋愛色を五割減で見ると結構私の好みの作品だと思う。ビジュアルも綺麗な感じ。「アメリ」も好きなので観てみたいと思います。

    映画「ロング・エンゲージメント」ストーリー

    第一次世界大戦。戦場を抜け出すため自らの手を撃った5人のフランス兵が、死刑を宣告された。終戦後、5人の中の1人、マネクの婚約者だったマチルドは、戦場で彼を見たという元伍長の話を聞く。マネクは生きている…そんな直感を頼りに、私立探偵のピールを雇い捜索を続けるマチルドだが、様々な人の証言をたどり続けても、依然マネクの行方はつかめない。そんな頃、マチルドの元に決定的な証言が飛び込んできた。

    原作/ノベライズ
    長い日曜日
    セバスチアン・ジャプリゾ 田部 武光 東京創元社

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    備忘録

    R-15

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