■大奥百鬼繚乱
日本公開日:2006/12/23
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映画「大奥」感想 レビュー
コメント(予告編)/.★★★☆.
洋画が勘違い予告編を流されるのはいつものことですが、最近は邦画もその傾向にあるのでしょうか? 私はてっきりかなり初期の段階からだらだらと悲恋を展開するのかと思っていたのですが、意外や本気で恋に落ちるまでの紆余曲折が描かれていて楽しむことが出来ました。 江島生島事件に対して、客観的な事実が何処まで反映されているか一寸調べてみました、処分に関してはさておき事件の顛末はそれなりに忠実であるようです。(所詮、こので有名になったような人達ですから余り情報が無い) この作品は恋愛が中心ではなく大奥という特殊な場所を舞台としてしっかりとして「大切なもの」がまず根底にありそれを守るために何に順じて行くか、何を捨て無くてはいけないかがはっきりとした女性・江島が主人公な点が気に入りました。そして現在以上に彼女のような聡明な女性が生きにくかったことも。 この二人が通じたのは事実ですが、二人はいくら責められても決して真実を明かそうとしない。 江島が恋愛に疎いうぶな女性であったから、歌舞伎役者の生島に惹かれたのではなく、彼女が才女であり明確な価値判断で生きていることに、策略として近付いた生島が惹かれたというのは非常に興味深い。 「女はどうして男に惹かれるのか?」と疑問を持つ江島には、月光院の辛さは理解出来ても彼女の恋心は理解できない。 ドラマがそうであったように、大奥の世界は女の世界。妬みや嫉妬、策略渦巻く正に百鬼繚乱であります。友情出演のメンバーは実力者揃いのそうそうたるメンバーで、本当にあんな人たちにいびられたら誰でも病気になります。主演の仲間さんは…可も無く不可もなく。時々目が充血しているのが目立って「お疲れなのね…」と思いました。 脚本も邦画としてはなかなか私好みの手法で常に興味をひきつけました。ただもう少し欲を言えば、江島がそれほどまでに尊敬し誠を貫いた月光院との馴れ初めをしっかり書いてくれると一層説得力が増したのですが。 この作品で終始、イメージとして出てくる金魚。水の中、それも鉢の中でしか生きることの出来ない小さな魚は、まさしく大奥でしか生きることが出来ない江島という女性の象徴であります。 映画「大奥」鑑賞分類- 映画「大奥」ストーリー
時は第七代将軍・家継の時代。第六代将軍・家宣に取り立てられ、幼き家継の後見人として摂政の地位に登り詰めた側用人・間部詮房。異例の出世に不満を抱く者も多く、老中たちとの激しい権力争いが続いていた。一方大奥でも、家宣の側室でありながら将軍の生母となった月光院に対し、家宣の正室・天英院を擁する陣営から敵意と中傷の嵐が降りかかる。そんな辛い境遇の月光院を身を挺して守り抜くのは若くして大奥総取締を任された絵島だった。やがて、月光院と間部の禁断の恋が表面化し、勢いづく天英院派は、まずは月光院の右腕である絵島を陥れようと歌舞伎の看板役者・生島新五郎を絵島に接近させるのだった。
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