映画「叫」感想 レビューと情報

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■叫

「あなただけ許します…」

叫 日本公開日:2007/02/24 
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  • 公式サイト:〔公式サイト
  • 監督:黒沢清/
  • キャスト:役所広司/小西真奈美/葉月里緒菜/伊原剛志/オダギリジョー/加瀬亮/平山広行/奥貫薫/中村育二/野村宏伸/


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    映画「叫」感想 レビュー

    コメント(予告編)/.★★.
    サスペンス映画かと思ったらホラー映画だったか…『LOFT ロフト』から久しぶりに登場のだめ邦画。
    怖かったのは認めますが怖ければいいってものじゃないし、根拠があいまいで私にはゆるゆる映画にしか感じませんでした。
    最近ジャパニーズホラーは海外で人気を博しひとつのジャンルとして認知されているようですが、だからといってこんな作品映画祭に出品しては流石に評価が悪いのもやむなしかと。
    以下ネタバレ満載。

    刑事の主人公が自分の知らないうちに殺人事件を犯したかもしれないという恐れや戸惑い、物理的証拠によっておいつめられる感情等々、真相から観客の視点を遠ざける手法は面白かったのですが、徐々に暴かれていく真実や理由がいただけません。

    殺人者が口にする「すべてをなしにしたかったから殺した」という理由。
    過去に廃墟を目にしていながら何もしなかった。それが呪いを受ける条件であり、その呪いのために殺人を犯した人たちは理由を問われると必ずこう答えます。
    作中において殺人事件は四つ。そのうちの二つはこのような答えがなされそこにいたる経緯もはっきりとしています。しかし、残りの二つに対しては疑問が残ります。一つはこの連続殺人事件の最初の事件なのですが「なしにしたかった」割には殺害した女性の実家に金を無心するというのはおかしな気がします。もう一つの事件は、主人公はヒロインに対してどのようなわずらわしさを持って「なしにしたい」と考えたのか、そもそもわずらわしいと思っている節も見受けられません。また何故彼だけが自分が犯した殺人のほうを「なかったこと」にしたのか。不思議です。

    呪いの元凶の赤い服の女は主人公に対して「貴方だけは許します」と言いましたが、「許し」によって彼にもたらされたのか。自分が犯した忌まわしい犯罪を直面するだけ。だったらいっそ許してもらわずにあの生活を続けていたほうが良かったと思うのですが。
    ついでに言うと何故同僚は主人公と同じ立場なのに殺人を犯さずに、殺されるほうに回ったのか。

    私がファンだからそう感じたのかもしれませんが、全体的に押井ニュアンスを感じました。平成というよりも昭和80年と呼んだほうがふさわしい空気。
    時間が経過して技術が進歩すれば躍進的に明るい未来が開けると信じていたのに、結果的には何も変わらない寂れた風景。発展していく首都東京の中で忘れ去られた埋め立て地。存在しながら記憶から消滅していきつつある建物。置き去りにされた場所。
    押井またはパトレイバーファンなら「帆場がわれわれに見せたかったもの」と同列といえば理解できるかと。そうでない人には「踊る!大走査線」が陽ならば、あの立地条件における陰の側面といえばわかるでしょうか?

    製作サイドは東京のそういった側面を注意喚起の意味もあって見せたかったのかもしれません。ただ私はそういった情景を「なしにしたかった」り、完全に忘れ去ることはない…ので。廃屋や廃墟・コンビナートのような場所は結構好きで、この映画で想定されていると思われる埋め立て地あたりの写真を撮りたくて実際に徘徊したこともありますし(笑)。

    主人公の住んでいるアパート?も限りなく忘れ去られた場所のようで、私にはギャップが少なくインパクトが薄く感じました。もっと今どき風の無機質な生活に慣れ親しんでいるような人間が主人公ならこの作品の印象もまた違っていたかもしれません。

    しかし、この作品のタイトル「叫」とはいったい何を表現していたのでしょうか。
    要所要所で赤い服の女が言葉にならない「叫び」を発するのですがなんだかムンクの「叫び」みたいでした。あの絵はあそこに書かれている人が叫んでいるのではなく。どこからともなく聞こえてくる「叫び」に耳を塞いでいる絵なのですが…閑話休題。

    映画「叫」鑑賞分類

    この映画昨年から映画祭招待作品として情報は入ってはいたのだけれどなかなか上映時期が決まらない…と思ったら急遽二月下旬に上映決定と相成りました。
    いくらなんでも主人公の吉岡が本当の犯人で…なんてオチではないと思いますが。さり気にオダギリ君が出演しているところが注目です。

    映画「叫」ストーリー

    刑事・吉岡の周辺で続発する殺人事件…。犯人を追い詰める立場であるはずの吉岡だったが、次第に妙な感情に揺れ始める。自分が犯人ではないのか…被害者の周辺に灰かに残る自分の痕跡、残倖…そして自分自身の記憶すら自らの潔白を何も語らないのだ。
    苦悩する吉岡を遠い視線で見つめる春江。もう随分と長い関係だが、その距離感は微妙だ。現存する時間の流れすら、いつしか遥か過去のような二人の関係。吉岡の同僚・宮地も疑惑の目線を吉岡に向け始め、友情と職責の狭間で苦悶する。
    一方、消えかけた記憶と過去に怯える吉岡は一人、精神科医・高木の元を訪れ、カウンセリング施療を開始するも、脳髄を包む濁った霜は消え去ることはなく…。

    原作/ノベライズ

    林 巧 角川書店

    映画「叫」スタッフ・キャスト・その他情報

  • 原題:Sakebi
  • 監督:黒沢清/
  • 製作:一瀬隆重/
  • 脚本:調査中
  • 撮影:調査中
  • 美術:調査中
  • 音楽:配島邦明/
  • 衣装:調査中
  • キャスト:役所広司/小西真奈美/葉月里緒菜/伊原剛志/オダギリジョー/加瀬亮/平山広行/奥貫薫/中村育二/野村宏伸/
  • 製作国:日本/
  • 時間:104分
  • 製作年:2006
  • ジャンル:ミステリー/ホラー/
  • 製作/配給:ザナドゥー/エイベックス・エンタテイメント/ファントム・フィルム/
  • 日本公開日:2007/02/24
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    ■世界の中心で、愛を叫ぶ

    僕は君を生きていく。

    世界の中心で、愛をさけぶ 日本公開日:2004/05/08 
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  • 公式サイト:〔日本公式サイト
  • 監督:行定勲/
  • キャスト:大沢たかお/柴咲コウ/長澤まさみ/森山未来/天海祐希/杉本哲太/宮藤官九郎/津田寛治/近藤芳正/田中美里/山崎努/


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    映画「世界の中心で、愛を叫ぶ」感想 レビュー

    コメント(予告編)/.-.
    -

    映画「世界の中心で、愛を叫ぶ」鑑賞分類

    …そもそも、このタイトルからして「エヴァン○リオン」で引用されて手垢つきまくりの言葉なので、もうちょっと何とかして欲しかったです。
    あとはもう恋愛映画自体が好みではないのでコメントできませんです。

    映画「世界の中心で、愛を叫ぶ」ストーリー

    愛することを見失ってしまった男が、かつて亡くした恋人の思い出と再開したことで、現在の恋人との愛に希望を見出し歩き出すまでを描いた純愛作品。

    原作/ノベライズ
    世界の中心で、愛をさけぶ
    片山 恭一 小学館

    映画「世界の中心で、愛を叫ぶ」スタッフ・キャスト・その他情報

  • 原題:Sekai no ch?shin de, ai o sakebu
  • 監督:行定勲/
  • 製作:本間英行/
  • 脚本:坂本裕二/伊藤ちひろ/行定勲/
  • 撮影:篠田昇/
  • 美術:山本修/
  • 音楽:めいなCo./
  • 衣装:新井正人/
  • キャスト:大沢たかお/柴咲コウ/長澤まさみ/森山未来/天海祐希/杉本哲太/宮藤官九郎/津田寛治/近藤芳正/田中美里/山崎努/
  • 製作国:日本/
  • 時間:138分
  • 製作年:2004
  • ジャンル:恋愛/
  • 製作/配給:東宝
  • 日本公開日:2004/05/08
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