映画「ロンリーハート」感想 レビューと情報

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■ロンリーハート

アメリカ犯罪史上、最も悪辣な連続殺人犯:動機は孤独──これは実話

ロンリーハート 日本公開日:2007/11/10 
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  • 公式サイト:〔日本公式サイト〕 〔アメリカ公式サイト〕 〔フランス公式サイト〕 〔デンマーク公式サイト
  • 監督:トッド・ロビンソン/
  • キャスト:ジョン・トラヴォルタ/ジェームズ・ガンドルフィーニ/ジャレッド・レトー/サルマ・ハエック/スコット・カーン/アリス・クリーグ/ローラ・ダーン/マイケル・ガストン/ブルース・マックヴィッティ/ダン・バード/アンドリュー・ホイーラー/ダグマーラ・ドミンスク/ジョン・ドーマン/ベイリー・マディソン/エレン・トラヴォルタ/ジェイソン・グレイ=スタンフォード/


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    映画「ロンリーハート」感想 レビュー

    コメント(予告編)/.★★★.
    うーん、まあそこそこに楽しかった。
    終始あきたりだれたりすることはなかったのですか、逆に喰い付いて見る様な突出したシーンもなく。佳作、な出来でした。でも、最近多い実話資本のストーリーであることをやたら強調するような構成でなかったことは救いであったかも。

    私には他人にわざわざ粗暴な態度をとってみたり、暴力を振るったりしてみせたりする男性に惚れる、という気持ちが理解できません。だって「私」にだけ優しくてもその優しさが第三者にも向かないほど少ないなんて最終的にどうなるかしれたもんじゃないですから。

    ですがこの映画を観て、ああなるほどね、と合点がいく理屈がいくつか散見されていました。「殺人を犯してくれるほど惚れられる」こと。最上級の犯罪を犯してくれるほど自分のことを愛してくれるという実感が魅力なのですね。

    この二人の関係は女性主導のものですが、彼を愛したというよりもともと詐欺師という彼だからこそ境界線を越えやすく、また上記のような女性の感覚は、自分がリスクをかける価値がある女である、という自己愛でしかなく。

    だから死刑に際しても、男性は死に恐れおののき、女性は男性が「死に書せられるほど私のために高いリスクを負った」というヒロイズムに酔いつつ電気椅子に座る。

    逆にこのリスクや自己愛が少々違ったベクトルに向くとストーカーになると思うのですが…。愛情にも様々な種類があり今回は何か成就するものではなく、破滅しか残らない虚しい愛情であったわけですね。

    映画「ロンリーハート」鑑賞分類

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    映画「ロンリーハート」ストーリー

    1940年代、レイモンド・フェルナンデスは戦争未亡人や中年女性ばかりを相手に結婚詐欺を繰り返す犯罪者。標的は、新聞の恋人募集欄“ロンリーハート・クラブ”から選び出していた。ある日、レイは新たなターゲット、マーサ・ベックに近づく。しかし、そこでドジを踏んだレイだったが、逆に彼にぞっこんのマーサがその危機を救う。これをきっかけに、2人は強い絆で結ばれることに。以来マーサはレイの妹と偽り、詐欺の片棒を担ぐようになるが、相手の女性に異常なほどの嫉妬心を燃やすマーサはついに殺人を繰り返すようになる。そんなある日、女性の自殺現場に駆けつけたエルマー・C・ロビンソン刑事は、背後に犯罪の臭いをかぎつけ捜査に乗り出すが…。

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