■アマデウス嫉妬と復讐の罠が、天才へのレクイエム
日本公開日:.1985/02/00
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映画「アマデウス」感想 レビュー
コメント(予告編)/.★★★★★.
実は鑑賞してずいぶん日もたっていて、でもDVD持っているので改めて鑑賞してから、と考えていたのですが(なにせ三時間の大作だし)熱心なモーツァルトファンの師匠が命日12月5日にちなんでアップせよと言うものですから、また日を改めて更新するつもりで書かせていただきます。 さすが今にとどろく名作だけあって、本当に素晴らしい作品です。 叶えられなかった祈り、叶えられた祈り。才能の熱望、才能を見抜く才能。 とかく、私達は素晴らしい作品を作る人物は人間としても優れていると思いがち…というよりも思いたいものです。 その素晴らしい音楽の才に世間でもてはやされるものの、やがてその音楽は流行歌のように省みられなくなります。でもサリエリにだけはその素晴らしさ、やがて永遠に命を留める至高の音楽であることが理解できる。彼が求めてやまなかったものをモーツアルトは持っている。憎みながらも崇拝する能力を世間には決して認められない。このジレンマ、いらだたしさ。 せめて世界がモーツァルトの音楽に熱狂してくれば、いや今現在の彼の名声をサリエリが知っていれば彼の魂は心穏やかであったろうにと思います。 映画「アマデウス」鑑賞分類- 映画「アマデウス」ストーリー
1823年11月、凍てつくウィーンの街で1人の老人が自殺をはかった。「許してくれモーツァルト、おまえを殺したのは私だ」、老人は浮わ言を吐きながら精神病院に運ばれた。数週間後、元気になった老人は神父フォーグラーに、意外な告白をはじめた。--老人の名はアントニオ・サリエリ。かつてはオーストリア皇帝ヨゼフ二世に仕えた作曲家だった。神が与え給うた音楽の才に深く感謝し、音楽を通じて神の下僕を任じていた彼だが、神童としてその名がヨーロッパ中に轟いていたウォルフガング・アマデウス・モーツァルトが彼の前に出現したときその運命が狂い出した。
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