映画「阿修羅城の瞳」感想 レビューと情報

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■阿修羅城の瞳

阿修羅目覚める時、逆しまの天空に不落の城浮かび、現し世は魔界に還る――

日本公開日:2005/04/16 
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  • 公式サイト:なし
  • 監督:滝田洋二郎/
  • キャスト:市川染五郎/宮沢りえ/大倉孝二/皆川猿時/二反田雅澄/桑原和生/山田辰夫/螢雪次朗/樋口可南子/土屋久美子/韓英恵/山中陽子/鵜沢優子/関根あすか/半澤友美/沢尻エリカ/小日向文世/内藤剛志/渡部篤郎/


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    映画「阿修羅城の瞳」感想 レビュー

    コメント(予告編)/.★★☆.
    思った以上に平凡な作品。
    元ネタは劇団新感線の同名舞台であると聞いていて、それを意識しすぎたせいかもしれませんが、『オペラ座の怪人』に引き続きいまいち映画用に再構成されていない印象…悪い意味で舞台的で映画では余り意味が無いところが多々あった。

    例えば【つばきが阿修羅】になるところとか、舞台では確かにでかい虚像になった方がインパクトあると思うけど、映画はアップにできるから余り意味がないのよ…。最初から衣装ゴージャスアップで登場してもいいんですよ。そういうのが金の無駄遣いだってば。

    冒頭の派手なランチキ騒ぎは結構派手で楽しめましたが(しかしこれも舞台的だなあ)ここで「鬼御門」が登場するも、鬼達が人間の中に人がまぎれているというよりも、そこ一帯が全て鬼と言うのはつかみ所がない。

    人間の姿を借りて鬼数匹が跋扈しているのなら恐ろしい形相で鬼を切り殺す病葉が「この鬼御門、鬼しか切らないはずではあるがこんな状態ではいつ人間の自分達が切られるか知れやしない」という畏怖というか、彼のアウトサイダーぶりを見せてもらえると、その後の「人間を切ってしまった」という苦悩と葛藤が生かせたと思うんだけど。

    鬼が単純に「悪」と定義づけされているのも舞台的)人間の敵と思われているもの(=鬼)でも人と変わらない感情を持っているのですよ、的な描写が少しあったので、おっとこの辺は映画としてのエッセンスを加えたのかと期待したのですが、そのまま流れていきました。がっかり。単純に悪と定義するなら、もっと人間に仇なす存在であることを説明してくれないと。

    病葉は「傾奇者」として瀕死の場であっても減らず口を叩くところはイメージとしては正しいのですが、今一歩どんな場であっても見栄を切る、という必死が無い分、凡庸でした。

    冒頭の舞台から降りて化粧を半面だけ落として鏡越しに違う表情を見せる、という演出は映画ならで派手面白いな、とは感じましたが、それがどう生かされているのか…表面ヘラヘラしているようで実は暗い面を持っている…という印象も無かったし。

    あと縁の糸。いきなりこんなものが出てきたのは正直びっくりした。彼がそんなあやかしの術を使えるような人間にはとても見えなかったし、こんなけったいな秘術は後にも先にもこの術だけですし。

    つばきは可愛かったです。いっそあのままでいて欲しかったなあ。阿修羅になったらしょぼかった。冒頭の「義賊」が一体何の意味があっての設定なのか理解に苦しみます。(ここの逃亡シーンも闇雲に長い。多分舞台だとここを利用して舞台セットを変更するのではないだろうか)普通の人以上に人情を持っているって言うこと?ただ橋の下で病葉と会う為だとしたら…うーん、一つの状況・演出の為に設定をいちいちつけているのが凡庸。
    それから彼女が失った記憶の縁とする「椿の簪」も何ゆえ椿なのか…。

    こうして考えると映画と舞台の違いって、基本的には実際の役者が演じるかスクリーンかということだと思っていましたが、舞台のストーリーって意外にシンプルなつくりになっているのですね。舞台なら結構楽しめたかしら。

    起承転まではそこそこ観られるのですが、結が私的にとてもありきたりでいまいちでした。最後のクライマックスだというのに、阿修羅の殺陣がいただけないことこの上ない。そりゃあんなフリフリ衣装では上手く立ち回れないでしょうが、それこそエンタメ映画の見せ所でもっとCGだのワイヤーアクションだのを入れてくればいいのに。

    一応褒める気持ちで行ったにも関わらず、がっかりな出来でした。邦画のCGのちゃちさは言うまでもないので今更。

    映画「阿修羅城の瞳」鑑賞分類

    銘打っているようにエンターテイメントとして観れば、この無闇矢鱈に派手な衣装やセット、化粧は楽しめると思うのですけど…。どうかな?

    映画「阿修羅城の瞳」ストーリー

    時は文化文政。一見平和に見えるその裏で、人の世を滅ぼさんとする鬼たちが跋扈する巨大都市・江戸。
    鬼を祓うためにつくられた組織「鬼御門」の副長・病葉出門は、「鬼殺し」と怖れられる腕利きだったが、5年前のある事件を境にそれまでの一切を捨て、今では舞台役者として人気を集めていた。
    ある日、出門は謎の女・つばきと出会い、一目で恋におちる。しかし、つばきは、自らも知らない、驚くべき悲しい宿命を背負っていた。

    原作/ノベライズ
    A SHU RA―ストーリー・オブ・ザ・ムービー阿修羅城の瞳
    出水 秋成 小学館
    阿修羅城の瞳 映画版(2005) & 舞台版(2003) ツインパック
    中島かずき 滝田洋二郎 市川染五郎(七代目) 宮沢りえ 樋口可南子 小日向文世 内藤剛志 渡部篤郎 松竹

    映画「阿修羅城の瞳」スタッフ・キャスト・その他情報

  • 原題:Ashura-j? no hitomi
  • 監督:滝田洋二郎/
  • 製作:宮島秀司/
  • 脚本:戸田山雅司/川口晴/
  • 撮影:柳島克己/
  • 美術:林田裕至/
  • 音楽:菅野よう子/
  • 衣装:竹田団吾/
  • キャスト:市川染五郎/宮沢りえ/大倉孝二/皆川猿時/二反田雅澄/桑原和生/山田辰夫/螢雪次朗/樋口可南子/土屋久美子/韓英恵/山中陽子/鵜沢優子/関根あすか/半澤友美/沢尻エリカ/小日向文世/内藤剛志/渡部篤郎/
  • 製作国:日本/
  • 時間:119分
  • 製作年:2005
  • ジャンル:ホラー/ファンタジー/時代活劇/
  • 製作/配給:松竹
  • 日本公開日:2005/04/16
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