映画「ユナイテッド93」感想 レビューと情報

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■ユナイテッド93

2001年9月11日―― 4機の旅客機がハイジャックされた。
3機はターゲットに到着。これは、その4機目の物語である。

ユナイテッド93 日本公開日:2006/08/12 
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  • 公式サイト:〔日本公式サイト〕 〔アメリカ公式サイト〕 〔イギリス公式サイト
  • 監督:ポール・グリーングラス/
  • キャスト:ハリド・アブダラ/ポリー・アダムス/オパル・アラディン/ルイス・アルサマリ/デヴィッド・アラン・ブッシェ/リチャード・ベキンス/スターラ・ベンフォード/オマー・バーデゥニ/スーザン・ブロンマート/レイ・チャールソン/クリスチャン・クレメンソン/ライザ・コロン・ザヤス/ゲイリー・コモック/ローナ・ダラス/デニー・ディロン/トリエスト・デュン/トリッシュ・ゲイツ/ケイト・ジェニングス・グラント/ジェイミー・ハーディング/ピーター・ハーマン/タラ・ヒューゴ/マルセリーヌ・ヒューゴ/シェエン・ジャクソン/ジョー・ジャムログ/コーリイ・ジョンソン/J・J・ジョンソン/マサト・カモ/ベッキー・ロンドン/ピーター・マリンカー/ジョディー・リン・マクリントック/ナンシー・マクダニル/リビー・モリス/トム・オルーク/サイモン・ポーランド/デヴィッド・ラッシュ/エリック・レッドマン/


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    映画「ユナイテッド93」感想 レビュー

    コメント(予告編)/.★★☆.
    この作品は私の中では「映画作品」足り得ませんでした。

    実は私、飛行機って乗ったこと無いのです。一緒に見に行った旅行好きの妹は「飛行機の浮遊感が良く出ている」といっていましたが、私にはその実感が全く沸かず、率直に言ってしまえば「カメラぶれ」に乗り切れませんでした。

    このユナイテッド93号機は911テロ事件の際、唯一標的(ホワイトハウス)に激突する前に墜落した飛行機です。その中で一体何が起こっていたのか、なぜエアジャックは目的を遂行出来なかったかが描かれた作りとなっています。
    事実がそうであったように、この墜落によって乗員乗客の全てが死亡。本当の意味での真実は闇の中です。
    ですから、この映画で描かれていることは飽くまで想像に過ぎませんし、かと言ってフィクションというには余りにも911事件は風化されていない。

    この曖昧な状況にあるテーマを扱った時点で、「ユナイテッド93」は私の中で負けのレッテルを貼られる作品となってしまいました。
    「華氏911」ほど自分の解釈を強行に推し進めること(根性といってもいいか)も無いですし、どの人間に対してもアメリカ大好きな「平等」主義に描かれているために何とも焦点のない寝ぼけた構成となってしまいまいた。
    あの事件が有った当初から飛行機から携帯電話はつながらないのではないか?という疑問が議論を呼びアメリカ陰謀説すら流れていたのを知っている身としては、家族に宛てた愛の言葉がどうにも薄っぺらで、アメリカ好みの演出のような気がして鼻白みました。

    完全にこき下ろしていますが、これは911事件の被害者側(アメリカ)側からしてみれば、そうならざると得ない、そうなってしまうのは当然だと思います。
    飛行機内にいる誰かだけを完全無欠のヒーローに仕立ててしまう(逆に言えば、被害者の誰一人も脇役にする)ことが出来ないのもわかるし、「報復戦争」を批判が集中している今のご時世でテロリストでさえも凶悪極悪人に描くことが出来ないことも納得が行きます。
    イスラム教の慣わしも、妖しげな密教風ではなく真っ当な宗教行為として描くことには好感を覚えました。

    それでも、テロリストの会話で字幕が付くところと、付かないところはどのように区別していたのかが疑問に残ります。話の進展上、理解が必要なところが着いているのは判るのですけどテロリストが随分長い会話を交わしていてもそこは全く解説なしだったりして。乗客乗務員の理解出来ないところは必要ないということなのでしょうか。だとしたら「平等主義」としては片手落ち。

    言葉の通じないということは残酷なことですね。エホバの神の下した罰はかくも重い。
    神様といえば序盤に「神のご加護で、この飛行機をのっとることが出来た」と神に祈りを捧げるテロリストには「神様はそんなこと望んじゃいないよ…」などと一人呟いてしまいました。
    また終盤近くに、キリストに祈る乗客とアラーの神に祈るテロリストをクロスさせて演出するところは結局どちらの神様が祈りを聞き届けてくれたのだろうと思いました。一応テロ行為は妨害したのだからキリストなのでしょうかね?

    この「ユナイテッド93」で主張(でもないが…)する「人間平等」主義は最もだと思います。被害者であるアメリカが創作という映画のなかで主張するのは、私のような第三者からの視点で見ると、ヒーロー・ヒロイズムに酔いすぎているような気がしました。
    この作品で、この事件の犠牲者の魂が安らげるのでしょうか…私にはそうは思えないのですけれど。

    映画「ユナイテッド93」鑑賞分類

    個人的には、この事件を映画の題材としてダイレクトに扱うのはいかがなものかと思うのですが、その辺はアメリカ人の商魂逞しさというべきなのかな。行為っては何だけど、テロ計画が未然に防げてよかったね。もし実行されていたら絶対お蔵入りになっていたと思う。

    映画「ユナイテッド93」ストーリー

    2001年9月11日――
    午前8時42分、ニュージャージー州ニューアークからサンフランシスコに向けて、ユナイテッド93便が飛び発った。
    その直後、アメリカン11便がワールド・トレード・センター北棟に、続いてユナイテッド175便が南棟に激突した。その時はまだ、ユナイテッド93便の乗客乗員は、何も知らず、穏やかなフライトを続けていた。そしてテロリストが動き始めた。機内の犯人からの声に戸惑う管制官たち。アメリカン77便も、ペンタゴンに墜落。乗客たちは機内から電話で、地上にいる愛する家族と連絡をとりあった。3機の情報を聞いた乗客たちは、確信し、絶望した。自分たちも、どこかのターゲットに向かっていることを・・・。
    何もしなければ、他の飛行機のように多くの犠牲者を出す。このままでよいのか。愛する者に最後のメッセージを残して、乗客たちは、確かな勇気と団結力に包まれ、行動を開始した――。

    原作/ノベライズ
    ユナイテッド93 テロリストと闘った乗客たちの記録
    ジェレ・ロングマン 原口 まつ子 光文社

    映画「ユナイテッド93」スタッフ・キャスト・その他情報

  • 原題:United 93
  • 監督:ポール・グリーングラス/
  • 製作:ティム・ビーヴァン/エリック・フェルナー/ロイド・レヴィン/
  • 脚本:ポール・グリーングラス/
  • 撮影:バリー・アクロイド/
  • 美術:ドミニック・ワトキンス/
  • 音楽:ジョン・パウエル/
  • 衣装:ディナ・コリン/
  • キャスト:ハリド・アブダラ/ポリー・アダムス/オパル・アラディン/ルイス・アルサマリ/デヴィッド・アラン・ブッシェ/リチャード・ベキンス/スターラ・ベンフォード/オマー・バーデゥニ/スーザン・ブロンマート/レイ・チャールソン/クリスチャン・クレメンソン/ライザ・コロン・ザヤス/ゲイリー・コモック/ローナ・ダラス/デニー・ディロン/トリエスト・デュン/トリッシュ・ゲイツ/ケイト・ジェニングス・グラント/ジェイミー・ハーディング/ピーター・ハーマン/タラ・ヒューゴ/マルセリーヌ・ヒューゴ/シェエン・ジャクソン/ジョー・ジャムログ/コーリイ・ジョンソン/J・J・ジョンソン/マサト・カモ/ベッキー・ロンドン/ピーター・マリンカー/ジョディー・リン・マクリントック/ナンシー・マクダニル/リビー・モリス/トム・オルーク/サイモン・ポーランド/デヴィッド・ラッシュ/エリック・レッドマン/
  • 製作国:アメリカ/イギリス
  • 時間:111分
  • 製作年:2006
  • ジャンル:ドラマ/ミステリー/サスペンス/実話/創作逸話/
  • 製作/配給:UIP
  • 日本公開日:2006/08/12
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