映画「バタフライ・エフェクト」感想 レビューと情報

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■バタフライ・エフェクト

それは、神にも許されない行為。

バタフライ・エフェクト 日本公開日:2005/05/14 
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  • 公式サイト:〔日本公式サイト〕 〔アメリカ公式サイト〕 〔イギリス公式サイト〕 〔ドイツ公式サイト
  • 監督:エリック・ブレス/J・マッキ―・グラバー/
  • キャスト:アシュトン・カッチャー/エイミー・スマート/ウィリアム・リー・スコット/エルデン・ヘンソン/メローラ・ウォルターズ/エリック・ストルツ/ローガン・ラーマン/ナサニエル・デヴォー/イーサン・サプリー/カラム・キース・レニー/キャメロン・ブライト/


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    映画「バタフライ・エフェクト」感想 レビュー

    コメント(予告編)/.★★★★☆.
    今までも「過去に戻って運命を変える」ことが題材の作品は色々ありましたが、このジャンルに私が持っていた不満な点に着目してくれました。ありそうでなかった作品。
    この作品に関心がある人は感想を読まずに鑑賞に及んでください。明確なネタバレは極少ですが、解説を読んでは面白味が半減します。

    映像演出が実に(一寸やりすぎで目がやられそうなほど)刺激的で一瞬も気を緩めることができません。このままのテンポで進行したらどうしようかと思っていましたが、これも作品の題材別の選択をしたことで人生が変わる、その人生の格差を強調する上で必要だった様で、中盤で雰囲気や色調、音楽まで変えてきたところには感心しました。
    衣装や美術・カメラマンの助けも勿論あるのですが、俳優人の演じ分けも素晴らしく「これは本当にさっきと同じ人なのか?」と思うほどでした。

    ■運命を変えることについて
    この作品「”蝶の羽ばたき”が地球の裏側で台風を起こすカオス理論」が意味するように、この世界はあらゆる人のあらゆる(ささいな)選択の末に成立していて「あの時あの選択をしなかったこと」に対する影響は数限りない。ちなみに『25時』はその点を人間ドラマのくせに結構突っ込んでいるので猛烈に凹みましたが。

    私がこの手の「過去に戻って運命を変える」作品は基本的展開が、過去で違う選択をすることで万事が万事解決、か、どんな選択をしても未来は変わらない、の二通りなのですが毎回私は小さな不満がありました。

    特に後者のを採用している場合は本当に不満に感じて、例えば『タイムマシン』では序盤にフィアンセが公園で通り魔に殺される為、じゃあ公園に行かなければいいじゃんということになる訳ですが、結局歩道で馬車の事故に巻き込まれて死んでしまう。これで「どんな選択をしても未来は変わらない」と結論付けているわけですが、これははっきり言っておかしいです。

    確かにフィアンセが死ぬという事実は同じかも知れないけれど、では馬車の事故は彼らが公園に行かなかったら起こらなかったのか?単独で起こしたときと女性を一人殺したときとでは過失が異なるのではないか?仮に馬車の持ち主が刑務所に入ることになったとしたらその間その家族には誰にも影響が及ばないのか?

    ■小さな選択は時間がたてば経つほど大きな較差が現れる。かつて父親がそうであったように。私が感心したことのひとつはここの精神病患者の症例として上げられる、「患者がありもしない人物のことや出来事、体験を話す」事例についてひとつの見事な解釈をあげたこと。ものすごく納得の行く理屈でした。

    彼の父親は精神病院でその生涯を閉じることになりますが、それが彼の出した最良の結論だったのかと思うと哀しい気持ちになります。きっとエヴァンの母親が死ぬ結末も見たのでしょう。そして、自分が普通の生活を送る選択もあったはずなのに。

    全ての悲劇を解決するためにエヴァンは何度でも過去に戻る。何度でも何度でも。「切ないハッピーエンド」というコピーに陳腐なものだったらどうしようかと思っていましたが、この演出・この過程では彼女を愛するが故に【自分から遠ざける】という結論がでるまでに、20年×数回の経験と苦しみを体験したことを思うと確かにハッピーエンド、かつ非常に切なく感じました。

    ■謎解きのサスペンスとして序盤の「失った記憶の謎」を徐々に解き明かしていく手法も素晴らしいですし、過去に戻る方法も過去にはないなるほどと思わせる手法でした。

    それにしてもどうして今までここに着眼した作品がなかったんだろうと改めて不思議に思う程、時間旅行に対する疑問を表現してくれた作品です。

    映画「バタフライ・エフェクト」鑑賞分類

    -

    映画「バタフライ・エフェクト」ストーリー

    エヴァンはごく普通の少年だった・・・時折、記憶を喪失“ブラックアウト”してしまうことを除いては。記憶の喪失は、7歳の頃から頻繁に起きていた。将来の夢を絵にしてみよう、と教室で言われたとき・・・あるいは母アンドレア(メローラ・ウォルターズ)とともに過ごす午後。そして、施設に収容されている父に会いに行った際も“ブラックアウト”は起きた。アンドレアはエヴァンの脳波を精神科の医師に検査してもらうが、何も奇妙な点は見出せずにいた。それから13年。心理学を勉強する大学生となっていたエヴァン。今では“ブラックアウト”が起きることもなかった。過去は遠のき、ケイリーの記憶さえ消えかけていたが、すべては平穏だった。幼い頃の日記を見つけてしまうまでは。

    原作/ノベライズ
    バタフライ・エフェクト
    ジェームズ スワロウ 酒井 紀子 竹書房

    映画「バタフライ・エフェクト」スタッフ・キャスト・その他情報

    備忘録

    PG-12

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